実例紹介
ナチュラルな木の質感に満ちた、縦に横に広がるLDKの住まい
間口 8ｍ× 奥行き 16ｍの敷地を生かすため、LDK は南に向けて縦にも横にも広がりのある大空間に。
家族がどこでくつろいでいても気配が伝わり、一体感が味わえます。
木の質感を大切にしたインテリアにはさわやかな温もりが漂います。
生活動線と収納の配置も細やかに計画し、室内は常にすっきりと。
外観（エクステリア）
ファサードに立体感をもたせた外観デザイン
外壁にはチェリーホワイトの吹き付けとスモーキーブラックのラップサイディングをコーディネート。
「ルーカス」をモチーフとした外観デザインにまとめました。
玄関回りはゲート風に壁で囲い、壁面は玄関ドアと色味を合わせた木彫パネルを貼って奥行きのある優しい表情に整えました。
玄関ホール
シューズクロークには扉を設けずアーチ開口に
玄関ホールはシンプルにまとめ、アーチ開口の先にはシューズクロークが続きます。
シューズクロークは、廊下からも土間からもアプローチできるようにアーチが框を跨ぐように計画しました。
また LDK の入り口にはガラス戸を採用し、リビングまで視線がのびていくように。
実際の面積以上の広がりが感じられる玄関となりました。
LDK
木の質感に包まれて明るくのびやかな大空間
LDKは仕切りのない約20畳の大きな空間に。
その中心となるのはキッチン。
その回りに接するようにリビング、ダイニングをゾーニング。
床はハードメイプルのフローリング、階段の壁にはピーリング材、キッチンのキャビネット、ダイニングテーブルも同系色の木質色を合わせました。
リビングには下がり天井を利用して間接照明を設置しました。
明るい色合いのナチュラルな質感のインテリアは、家族の団らんの場として最適。
ダイニングには子どもの勉強場所としてデスクカウンターも設けました。
階段下のスペースには、子どもの通園、通学の道具を収納。
必要な場所に収納を確保し、LDKが常にすっきりと片付くようになっています。
DK＋和室
家族が様々なくつろぎ方のできる場所に
コンロ、シンクが振り分けられたデュエスタイルのキッチンを採用。
シンクのあるカウンターに続けてダイニングテーブルを配置しました。
キッチンと食卓が一体となり、食後の後片付けや家族のコミュニケーションもスムーズに。
ダイニングの横には小上がりの和室も設けました。
テレビは置かず、壁にプロジェクターの映像を映し出すことで、空間はスッキリと、迫力あるコンテンツを楽しめるようにしました。
ふだんは子どもの遊び場ですが、ロールスクリーンで仕切れば、来客の寝室にも。
様々なくつろぎ方ができ、家族の暮らしのシーンが豊かに広がります。
2階ホール
吹き抜けを通じて上下階をひとつに
リビング階段から2階へ上がると、ブリッジ状のホールが各室につながります。
吹き抜けの窓から取り込まれた日差しも広がり、上下階ともに明るく気持のいい場所に。
2階で遊んでいる子どもたちの気配も1階のキッチンに伝わってきて、家事をこなす間も安心です。
2階のインテリアは白と木質色で仕上げ、ナチュラルテイストで統一。
ロフトに上がる階段の脇には多目的に使えるマルチスペースも。
ライフスタイルの変化に対応できる余白の空間で、暮らしの自由が広がります。
水回り
洗面室と脱衣室を使いやすく配置して家事を効率的に
水回りのスペースは2階の北側にまとめて家事動線をコンパクトに。
洗面室はトイレの横、脱衣室はランドリールームも兼用させてウォークインクロゼットの隣に。
洗面室と脱衣室を分けることで、生活動線を整理しました。
脱衣室には洗濯機と物干しポール、アイロンカウンターを設置。
ここだけで洗濯と物干しが完了し、隣のウォークインクロゼットに乾いた衣服をしまうという作業をスムーズにこなせるようになりました。
また1階のホールにも洗面台を設置。
帰宅後にすぐ手を洗うことができるようにしています。
ロフト
子どもの遊び場にもなる多目的な空間
4畳半ほどの広さがあるロフト。2階のスロープシーリングを連続させたので、居室のような居心地のよさが感じられます。
主な用途は収納ですが、現在は子どもの遊び場としても使っています。
全館空調を採用しているため、夏も冬も快適な温熱環境を維持。
吹き抜けにも面しているため、閉塞感もありません。
ライティング計画
外観も室内も夜の表情を楽しむために、ライティングにこだわりました。
ファサードは、サインポストの植栽とポーチに照明を施し温もりある雰囲気を演出。
室内は、ダウンライトや間接照明、ペンダントなどをバランスよく設えて心地よい光と影に包まれた空間にしました。
また、リビングにつながる庭には、コーナーに植栽と照明を設置。
夜はライトアップして室内から木の陰影が満喫できるようにしています。
